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職業野球を追いかけて

引退したプロ野球選手を紹介するブログです。主に戦前・戦後直後から現在のプロ野球まで幅広く扱います。

推定飛距離160Mのホームラン-ナバーロ

ナバーロ ヤマイコ・ナバーロ

1987年10月31日生まれ

183cm 93kg 右投げ右打ち

千葉ロッテマリーンズ(2016)

NPB通算成績 82試合 打率.217(286-62)10本 44打点

 

2015年、韓国・サムソンライオンズ在籍中に48本の本塁打を放ったことで注目された二塁手。これは韓国プロ野球の外国人選手記録だった。

さらにゴールデングラブ賞も獲得したが、韓国のゴールデングラブ賞は日本でのベストナイン賞に近いものがあり、守備能力は不明。

 

その翌年の2016年にロッテに入団。前年に移籍したクルーズの穴を埋める活躍を期待された。

その期待に応えるように中日とのオープン戦初打席でいきなり場外ホームランを放ち、翌日の日本ハム戦でもホームランを打った。

当たれば圧倒的な飛距離を生み出すパワーが魅力の選手で、「これは下手をするとクルーズ以上に打つのでは」と期待させた。

 

しかし、ホームランを放った日本ハム戦の数時間後にまさかの緊急逮捕。バッグの中に弾丸を隠し持っていた、というのが理由だった。

その後取り調べで、弾丸は母国・ドミニカでバッグのなかに紛れたものであり、誤って日本に持ち込んでしまったということが判明。悪質性は低いということで、数日後に釈放された。

”うっかりミス”ではあったが法律違反には変わりなく、NPBは3月の試合とシーズン開幕後4週間の出場停止処分を下した。

 

来日早々にケチがついてしまったが、4月23日のオリックス戦から実戦に復帰。その試合では2点タイムリ二塁打を放つ活躍を見せた。

その後もヒットを重ねて安定した率を残したが、5月頃から当たりが止まりだす。

「当たれば飛ぶが当たらない」というよりも「芯に当たれば飛ぶ」というタイプで、バットに当たるが結果は凡打、という打席が多かった。

 

しかし芯に当てた際の長打力は本物。5月31日の広島戦では戸田隆矢から推定飛距離160Mの大ホームランを放った。QVCマリンフィールド、レフトスタンドの上にある照明辺りに直撃したものだったが、ここまで飛ばした選手は今まで見たことがない。

 

だが相変わらず芯に当たる打球が少なく率が上がらない。さらに守備も悪く、これではクルーズの代役は厳しかった。下手というのであれば、まだ仕方が無いのだが「やる気がないのでは?」と思うほど動きが遅いときも。

 

さらにシーズン途中で怪我や体調不良、出産に立ち会うなどの理由で離脱することもしばしば。82試合の出場に留まり、打率も.217で、期待された本塁打も10本。

シーズンオフに自由契約となった。

 

一応、前述の戸田やソフトバンク和田毅阪神能見篤史などから本塁打を放ったように左投手には強かった印象があり、起用法を変えればもう少し活躍できたようにも思う。

しかし、左投手専門で年俸1億4200万というのは厳しいか。せめてもう少し守備の動きがよければ……。