職業野球を追いかけて

引退したプロ野球選手を紹介するブログです。主に戦前・戦後直後から現在のプロ野球まで幅広く扱います。

左殺しの横手投げ-小林正人

小林 正人 こばやし・まさと
1980年8月21日生まれ 群馬県
身長:181cm 体重:86kg
左投げ左打ち 桐生一高-東海大学-中日(2003~2014)
小林正人

シュートとスライダーが武器の本格派左腕という前評判で2002年にドラフト6位で中日入団。

一年目は二軍で34試合、32回1/3を投げて6.12という成績。
二年目の2004年は登板数こそ12試合に減るが、13回を投げて2.08と成績良化。
三年目に一軍初登板を果たすが、いきなり危険球で退場となってしまった。

四年目の2006年に、サイドスロー転向。
これが見事にはまった。中継ぎで自己最高となる23試合に登板し、2007年こそ不調だったものの、2008年は46試合に登板。
奪三振率が高く、まさにリリーフ向きといえる投手に見えたが、制球力は悪かった。

2009年は32試合に投げ、失点はわずか2という素晴らしい成績を残す。
また、対左の被打率も.138と素晴らしい結果を見せた。
翌2010年は、課題である四球の数も減り、対左も.115。
左殺しとして存在感を発揮し始めた。

9年目となる2011年はおそらく、自己最高の年であり、58試合に投げ、対左被打率.092。
球速こそ130kmほどだが、スライダーのキレが抜群であり、この球で空振りをよく奪っていた。

2012年も例年のような活躍を見せたが、2013年は不調。 
2014年にわずか4試合の登板に終わると現役引退を表明した。
いきなりの引退に驚いたが、13年から不調が続いていたことも確か。

横手投げに転向して成功した典型的な選手。
球速こそないが、それを補ってあまりあるスライダーとシュートのコンビネーションは見事だった。


※参考文献 白夜書房(2010)『世界野球選手名鑑2010』 白夜書房(2011)『世界野球選手名鑑2011』 日本スポーツ出版社(2012)『2012プロ野球選手名鑑』